徒然草生やす

徒然なるままに、日ぐらし、画面に向かいて

めぐり会い

ごきげんよう、たやちゃんです。

親知らずの抜歯をしてきました。抜かれた歯は三分割されて血塗れになりながら無機質な金属製のトレーの上に置かれており、あれがほんの30分前まで自分の体内に入っていたのかと思うと何とも言えない不思議な気分になりました。

 

さて今回は「めぐり会い」というテーマです。

めぐり会いとはつくづく不思議なものだなぁと思います。というか、言ってしまうと両想いになって付き合うってめちゃくちゃ確率低いのにそういうめぐりあわせが世の中で頻繁に起こってるってやばくね???というお話です。

ここで言う「やばくね???」とはネガティブな意味ではないのであしからず。

 

そもそも二人の人間が出会う確率自体が低いですよね。地球上に人間は腐るほどいます。

そして出会ったところで友達になる確率はさらに低い。

そしてそして友達という関係からお互いを意識し始めて恋人になる確率はもっと低い。

こう考えると、世のカップルたちは人間の営みのなかで生まれた一種の奇跡の権化なのではないかと思えてきました。限界極めすぎていると言ってしまえばそれまでです。お黙り。

ふとここまで書いていて思ったのですが、この話題結婚式ムービーの定番じゃないですか。まあそれだけ皆も考えることなのでしょう。

 

友人から親友、という変化と友人から恋人、という変化は確かにそれまでの「友人」という関係性をある意味壊すという点では同じであるはずなのにハードルの高さが全然違うのは何故でしょうかね。恋人とは将来のことも考えないといけないため、その分責任も伴うからとかいうのがあるんですかね。ここでさも当たり前であるかのように将来の話を持ち出す私は重いとよく言われます。ごめんね、遊ぶという発想がないんだよガキだから

恋人になりたい、という話を持ち出すかなりリスキーな行為に踏み切れるほど大きい感情を抱く相手にめぐりあうことってそうそうないと思うんです。ましてや想いを寄せている相手も自分のことを想ってくれている、要は「両想い」なんてもうそれどんな奇跡だよという。

出会いって運ゲーだなと思います。本当に運がなければ自分と合う人とは出会えない。

ぼっちだの非リアだの言いますが、これだけ日本中に人間がいて自分と相性のいい人が誰一人としていないということは決してないはずです。現に煽り運転で逮捕されたあのクソにも彼女?奥さん?知らんけどとりあえず女いたわけでしょ。世間の大多数から見たらクズでもそれに共鳴する人は必ずいる。だったら社交性がないから、容姿悪いからという理由で出会いがないことを嘆くのはちょっと違うのかなぁと思う今日この頃。

 

ここまで読んでお気づきになった方もいらっしゃるとは思いますがあえて告白させていただきます。

ごめんこれただの非リアの遠吠えだわ

 

恋人ができるかどうかは容姿では決まらないということは前々から気付いていましたが、それなら傍から見て性格も容姿もクソ(ド直球)なのに恋人がいる人はなんなんだ?という考えに移り、「類は友を呼ぶの延長線上なのかねぇ」という結論に至りました。でも類が友を呼ぶの延長線上なら今頃カップルだらけじゃないのか?(いや実際そうなんだけど)という新たな疑問が浮上。そこでゲームのガチャが思い浮かんだんですよね。クソソシャゲーマーだからすぐ話をゲームで喩えようとする。良くない癖です。

「推しは全然来ないのに推し以外はめっちゃ来る」

こういった経験はないでしょうか。ゲームに限らずブラインド商品が存在するジャンルのヲタクなら経験があるはずです。2次元にも2.5次元にも3次元にも存在するブラインド商品文化、好きじゃない。

これって実生活にも言えることなのでは?とふと考えました。恋人という限定SSRは一向に出ないけど友人というSRには割と恵まれている。今の私の人生そんな感じです。むしろSRが結構充実しているからこれSSR要らんくね?とまで言えるでしょう。これは割と本音です。

 

カップルの惚気話を聞いていると「この人たちは地球上にうじゃうじゃ存在している人間の中から自分を愛してくれる人を互いに見つけ出したのか、すごいな」と思います。聞かせている当の本人たちは私がそこまで壮大な話に持ち込んでいることは知る由もないでしょうけど。

以前から口にしている「恋人が欲しいんじゃなくてそこまで想える、想ってくれる存在が欲しい」というスタンスは相変わらずです。別に「むきゃーーーー!!!!!なんで!!!一向に!!!彼氏できないのに周りは順調に付き合いだすんだよくそ!!!!!」と彼氏ができないことにヤケになって運ゲー扱いしたのではありません。彼氏欲しいとかはないからね、本当。

人間が出会う確率なんてありえないくらい低いのにその中でさらに愛し合えるって本当奇跡だよなぁ、大切にしてほしいなぁと思う機会が増えたのでこうして文章でまとめたまでです。まとまっているかは知らないです。

 

あーやばい麻酔も鎮痛剤も切れてきたかも。じわじわ痛い気がしてきたかも。

というわけでこの辺で。

 

お粗末!

 

 

令和元年 空を眺めて感傷に浸りたくても抜歯後の鈍痛がそれを許さない秋

 

たや